1978-03-28 第84回国会 参議院 外務委員会 第8号
こう書かれておりますし、その前段には、五十年九月の宮澤外相と喬冠華外交部長との会談か残念ながら大きな進展を見ないまま終わったということも触れられております。この期間、政府間交渉が行われ、それがデッドロックに乗り上げたと。そしてその中でいま環境の成熟が認識され、大いに踏み出す点に至ったということのその差異は何でありますか。
こう書かれておりますし、その前段には、五十年九月の宮澤外相と喬冠華外交部長との会談か残念ながら大きな進展を見ないまま終わったということも触れられております。この期間、政府間交渉が行われ、それがデッドロックに乗り上げたと。そしてその中でいま環境の成熟が認識され、大いに踏み出す点に至ったということのその差異は何でありますか。
三木内閣のとき、宮澤外務大臣とそれから喬冠華外交部長が条約問題で話し合いをいたしましたが、これが中途でとぎれて今日に至っておるわけなんです。私は常々申し上げておるとおり、とにかく早くこの条約は結びたい、こういうふうに思っております。ただ私の決断だけで、もう一秒で決まるというものではないんです。
そして両方の和合が実現するということは非常にいいと思うのでございますが、先般の中国喬冠華外交部長の演説には、これはどうも入れられないような様子であります。それから十月六日に北朝鮮の方がこれを拒否するということを言っておりますので、この提案はそのまましばらく推移したままになるかというふうに思っております。
次に、日中関係でありますが、ニューヨークにおきまする喬冠華外交部長との会談は、同部長との初めての会談でもあり、種々の問題につきまして深く議論するというよりも、両国間の友好的雰囲気を相互に確認し、またはつくり合ったというところに意義があると思います。
一、ニューヨークにおきます喬冠華外交部長との会談は、同部長との初めての会談でもあり、種種の問題について深く議論するというよりも、両国間の友好的な雰囲気を相互に確認し、またはつくり合うということに意義があったと思います。
なお、日中平和友好条約締結の交渉につきましては、昨年も御報告いたしましたとおり、昨年の九月にニューヨークで中国の喬冠華外交部長と長時間にわたって話し合いをいたしました。その結果、この問題についての両国の相互理解は深まったものと考えております。